うつの治療方法|抗うつ剤と普段の過ごし方が大事です

うつのプロセス

ウーマン

前駆期

うつになり始めている段階を、前駆期といいます。これはうつの発症前なので、厳密に言えばうつではありません。しかし、この時期の症状を放置し続けた場合、一気に症状は悪化し、取り返しのつかない事態になってしまうので注意が必要です。前駆期の症状は、イライラしやすくなったり、疲れやすくなったり、心身に余裕がなくなり始めます。さらに状況が悪化すると不眠症になり、まとまった睡眠が取りにくくなってしまいます。睡眠不足によるストレスはさらに状況を悪化させ、イライラや疲れがさらに悪化していき、それが積もり積もることで、うつを発症させてしまいます。基本的に、この時期に対策をねって治療すればうつにならずに済むので治療の必要もなく、健康に過ごすことができます。対策としては、きちんと眠ることとストレス発散を意識して行なうことです。美味しいものを食べたり運動をしたり、趣味に没頭するなど、楽しめるものを何かしら持っておきましょう。

極期

最もうつの症状が激しいこの時期を、極期といいます。我々がイメージするうつは、この極期が当てはまります。無気力状態になり、不眠症で苦しみ、何をするにしても感動も何も沸かない状態です。それだけならまだしも、何かがきっかけで激しく怒りが湧き上がり、暴れまわるといったケースもあります。これは脳内物質のセロトニンが不足することによる感情抑制ができなくなることが原因として挙げられます。感情のブレーキが効かないと、人は怒りも悲しみも止めることができず、際限なく怒り、悲しみ、そして落ち込みます。その結果、それがストレスとなり、ますます症状は悪化していきます。抗うつ剤などによるうつの治療はこの極期から始まります。

回復期・中間期

治療が進み、極期のような症状がなりを潜め、社会復帰できるようになる時期を回復期といいます。この時期が最も治療に重要な時期です。回復期になると極期のような症状がたまに発症しますが、それでも徐々に症状は緩和していきます。なお、回復期が最も自殺が多くなるといわれているため、友人がうつ病の回復期に差し掛かっているときは注意しましょう。そして、抗うつ剤の数も次第に減っていき、いよいよ抗うつ剤の必要もなくなると、中間期という状態になります。こうなるとほぼ回復し、社会復帰もできますが、注意点としてはまだ完治したというわけではなく、ここから経過をしばらく観察します。抗うつ剤は飲まなくてもこまめに検診を受け、定期的なチェックをして問題がないかどうかを確認し、何も問題がなければ晴れて完治となります。

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