うつの治療方法|抗うつ剤と普段の過ごし方が大事です

抗うつ剤と日常生活

薬を持つ人

抗うつ剤の効果との組み合わせ

抗うつ剤の効果は、主にセロトニンを始めとする脳内物質の分泌を手助けしたり、質の良い深い睡眠を取れるようにするといったものです。しかしながら、これらは抗うつ剤だけではなく、日常生活でも工夫次第で可能です。食事や運動に少し工夫をするだけで、ストレス解消からセロトニン分泌の補助、そして深く質の良い睡眠をとることができます。しかし、これらが出来るのは、いわば回復期に入ってからであり、極期の場合は抗うつ剤による治療が主となります。回復期に入ってからは食事や運動、そして抗うつ剤を上手く組み合わせ、状態をもとに戻していくことになります。ここでは、そんなセロトニン分泌のための日常生活の工夫について紹介していきます。なお、これらはうつの改善だけではなく、うつの予防においても効果を発揮するため、日常生活に取り入れることをおすすめします。

食事

セロトニンの分泌量を増やすには、食事の見直しが重要になります。セロトニンの分泌に役立つアミノ酸の「トリプトファン」を摂取すれば、セロトニン生成に置いて大きな効果を発揮します。トリプトファンは主に乳製品や豆腐や納豆などの大豆製品、そしてサバ科の魚やナッツ類、卵など様々なものに含まれています。これら食品を積極的に摂取すれば、トリプトファンは摂取しやすくなります。特に乳製品では牛乳をホットで飲むことをおすすめします。ホットミルクには精神を落ち着かせる作用があり、眠る前にホットミルクを飲むことで安眠効果を得られるからです。なお当然のことながらトリプトファン以外にも栄養バランスよく食事をしないと体調不良になってしまうので注意しましょう。

運動

運動は脳内物質を分泌する上で非常に重要です。運動をすることで神経の動きが活発になり、脳内物質の伝達も盛んに行なわれるようになるからです。さらに、日光を浴びることにより体内のセロトニン分泌量は上がり、うつの症状改善に大きな効果をもたらします。事実、うつの改善に日光を浴びての散歩は推奨されており、有酸素運動と瞑想を組み合わせた「MAPトレーニング」は症状改善に大きな効果があるとされています。それだけではありません。日光を浴びて生成されたセロトニンは夜になると睡眠のための物質であるメラトニンに変わり質の良い睡眠が取れるようになります。加えて、運動による疲労で睡眠に入りやすくなり、快眠の条件を満たしてくれます。極期から回復期に差し掛かると、人は体力の衰えを実感します。全く動けなかったため体がなまってしまっているのです。このリハビリのためにも運動は必須であり、運動によって以前のような体力を取り戻すことが出来るのです。

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